日本キリスト教団白銀教会礼拝式次第＞第五部祝福と派遣＞１．祝祷　しゅくとう

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　第五部　祝福と派遣

　+　祝　祷

礼拝全体を締め括る「祝祷」も、御言葉の宣教の欠くことのできない構成要素です。コリントの信徒への手紙二13章13節の言葉が祝祷として用いられています。

「主イエス・キリストの恵み
神の愛
聖霊の交わりが
あなたがた一同と共にあるように。」

もう一つ有名な祝祷の言葉として、旧約聖書のアロンの祝福（民数記6章24－26節）が挙げられます。

「主があなたを祝福し、あなたを守られるように
主が御顔を向けてあなたを照らし
あなたに恵みを与えられるように。
主が御顔をあなたに向けて
あなたに平安を賜るように。」

　この祝祷の言葉は祈りの言葉とも区別されます。これは「願い」というよりは、むしろ「宣言」であり、神ご自身が礼拝に集う人々に祝福を与えておられるのです。祝祷においては文字通り「主イエス・キリストの恵み」と「父なる神の愛」と「聖霊の交わり」が、そこに集う人々に与えられるのです。神の言葉はこのような救いの賜物を私たちに与える力を持った言葉なのです。