+白銀教会の礼拝式次第

 -白銀教会の礼拝の進行順序とその意味を解説します-

 礼拝とは何か
 
 礼拝とは何でしょうか。英語では礼拝のことを「サーヴィス」と言います。「サーヴィス」というのは「仕える」、「奉仕する」という意味があります。そうすると、礼拝は私たち人間が神に仕える、神にサーヴィスする場であるように思われるかも知れません。もちろん、そういう側面もあります。しかし、キリスト教の礼拝は、私たちがお賽銭を捧げて、願いごとを適えてもらうというようなご利益宗教とは違います。キリスト教の礼拝においては、何よりもまず神様の方が私たち人間に仕えて下さるのです。神様の方が私たちにサーヴィスをして下さる。それがキリスト教の礼拝なのです。私たちは無償で神様からのサーヴィスを受けるために礼拝に招待されているのです。礼拝は神様からの招待です。この招待を受けていること自体、真に光栄なことなのです。神様は私たちが罪から救われ、永遠の命を手に入れることができるために、大切な独り子イエス・キリストを十字架において犠牲に捧げられたのです。礼拝はこの神様からの尊い命の賜物を受け取る場所なのです。それは無償で与えられるものです。その神様の素晴らしい贈物に対して、私たちは感謝のしるしとして讃美を捧げ、祈りを捧げ、信仰告白を捧げ、献金を捧げるのです。

以上を整理すると、礼拝の行為には、二つの方向性があることが分かります。

(1)神→人間(上から下へ)
神の言葉:招詞、聖書朗読、説教、聖礼典(洗礼と聖餐)、祝祷
 
(2)人間→神(下から上へ)
祈り、讃美、信仰告白












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