+白銀教会の礼拝式次第

 -白銀教会の礼拝の進行順序とその意味を解説します-

 第三部 神の言葉
 + 祈祷

 ここでは礼拝の司式者が祈ります。司式者の祈りは、何よりもまず聖書朗読を通して語られた神の言葉に対する応答です。私たちの教会では司式者は現任の役員が順番で担当しています。司式者は会衆を代表して祈ります。それは私的な祈りではなく、公的な祈りです。会衆一同が心を合わせて「アーメン」と唱和します。キリストの御身体なる教会全体のことを深く心に留め、今私たちの教会が何を一番必要としているのかを日々祈り求めつつ、司式に当たります。また司式者以外の方々も、司式者の祈りを自分の祈りとできるように、日々教会の肢として教会のために祈りを捧げることが大切です。
礼拝における司式者の祈りには、以下のような要素が含まれています。

@讃美・感謝:信仰生活は、礼拝から礼拝への歩みです。過ぎし一週間、主の御言葉をもって、派遣された生活を振り返り、神に感謝を捧げ、神の大いなる御業を讃美します。そして、再び、この礼拝に招かれたことを感謝します。そして、今、聖書の御言葉を通して、私たちの礼拝に現臨されておられる父・子・聖霊なる三位一体の神の御名を讃美し、その呼びかけに応える祈りを捧げます。

A悔改め:司式者は会衆を代表して、罪を告白し、その赦しを神に求めます。

B祈願:聖書の御言葉が、説教者を通して正しく解き明かされるように、またそれが会衆によって正しく聞かれ、受け止められるように聖霊の働きを祈ります。十字架と復活を通して成し遂げられた救いの御業が、御言葉の説教を通し、また聖餐式を通して、この礼拝において実現するように祈り求めます。また特に今教会が負っている課題などについて祈ります。

C執り成し:礼拝における交わりが、ただそこに集う者たちだけに限られているのではなく、礼拝に集うことのできない兄弟姉妹や、世界各地の教会と共なる礼拝であることを自覚して、とりなしの祈りを捧げます。

















日本キリスト教団 白銀教会

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